皆さんこんにちは。
ヘタレ人間のトンボです。
ストーリーイベント「真冬の真夏と聖なる学舎の異端児」を読破したので感想文。
なかよし部が主役の物語ということで、開催前からかなり期待していたストイベでした。
実際蓋を開けてみると期待を裏切らないハイカロリーな展開に脱帽…というか満腹気味。
なかよし部のイベストは面白いんですが、一気に読むとお腹いっぱいになるんですよね(笑)
それでも読み終わったあとは満足出来る辺りが凄いなと思いました。
※以下ネタバレありの感想文。
真冬の真夏は爆発オチだった話
今回も予想通り「爆発オチ」だった訳ですが、そこに至る経緯がなかよし部らしくて素晴らしい。
というか既にそれを持ちネタにして物語を暴れさせている節がありますね。
今回はその辺りもピックアップされていまして、最後の最後に「爆破系インフルエンサー」とかいう訳のわからない称号まで授与される始末。
最初は「冬といえばサマー!」を合言葉に雪山のリゾートで遊ぶだけの話になるかと思いきや。
いつの間にやらYou◯uberよろしく広報動画を撮影する羽目になり。
最後は爆発とアイドルステージで締め!という…書いていて本気で頭チェルってくる内容だったと思います。
まあ、読んだ後に「私は何を読まされていたんだ…」という感想が出てきた時点で、なかよし部のイベストとしては満点と言えるでしょう。
「らしさ」を考える物語
訳のわからない要素が詰め込まれすぎているせいで見失いそうになりますが、今回のイベストは「なかよし部らしさとは何か?」をテーマに作られたのかなと思いました。
劇中でなかよし部メンバーは広報動画を作ることになり、何本ものク◯動画を…ゲフンゲフン…何度もリテイクを重ねていきます。
そして結局は誰が観ても無難な物に落ち着く訳ですが「コレじゃない感」が半端ありません。
動画として見れば間違いなく完成しているのに、そこには「なかよし部らしさ」が入っていなかった訳です。
その後、紆余曲折あってヤケクソ気味な「爆破系広報動画」が完成。
ようやく「コレこそがなかよし部ですわ〜!」となって終幕。
その過程がメチャクチャ過ぎて埋もれてしまいがちですが、我々読み手側が「なかよし部に求めている物は何か?」を上手く物語の中に落とし込んでいるなと思いました。
「お上品で綺麗な物はいらないんだよ!なかよし部に求めているのは爆笑と爆発なんだよ!」と思わず発言したくなる物語でしたね(笑)
各キャラダイジェスト
売れない動画投稿者役のユニ先輩。
今回もポンコツ担当の愛すべき8歳児でした。
彼女がプロデュースした動画は「微妙」という言葉が似合いすぎる物だった訳ですが、本人は珍しくやる気に満ち溢れていて良い物を作り上げたと思い込んでいる…。
周囲の人間からすると一番扱いに困るポジションだったかなと。
まあ、ユニ先輩はいつも大体こんな感じなので、ある意味安心して見ていられましたね。
ヤレヤレ系主人公役のクロエさん。
今回は主に前回のあらすじを担当するという訳のわからないムーブを見せてくれました。
きっかけは冒頭のプリズン編にあるのですが、最後の最後までそのキャラを引っ張ってましたね。
そしてクロエさんガチ勢も当たり前の様に参戦。
もう、鋼の聖女ちゃんとか内面のキャラが崩壊し過ぎてて本当に好きです。
見た目がお嬢様な2人も中身は完全にアイドルの追っかけ状態。
ここまでキャラが立ってるなら名前くらいあげても良いのにな…と思います(いまだに立ち絵がないナタリー書記とかいるのに)
アイドルオタク役のチエルさん。
中身がガチオタの残念な美少女担当でした。
普段はなんでもそつなくこなす天才キャラなのに、カルミナメンバーが絡むと途端にダメになるのがポイントですね。
今回も当然の様に参戦してきたツムギを前に、美少女がしてはいけない顔を披露してくれました。
この顔差分と声優さんの演技が組み合わさって、良い意味で気持ち悪さが表現出来ていましたね。
最後に完成した動画内でもそうですが、全体を通して「チエルの違った一面」がたくさん見れたかなと。
色んな意味で真テレ女のヤベェ奴。
心根は良い人…それは間違いないんですが心根以外がぶっ飛び過ぎてる。
台詞と読み方が合っていないところを見ると厨二病も患ってそうですし、アンナ辺りと意気投合したら更に悪化しそうですね(混ぜるな危険)
立ち絵持ちの生徒でキャラも際立っているので、鋼の聖女ちゃんみたいに今後もテレ女イベントではレギュラー化してくれるでしょう。
もういっそ、会長と副会長でコンビ組んでプレイアブル化しませんかね?イベントの配布キャラで良いのでご検討をお願い致します。
余談ですが彼女は今回のボスも担当。
戦闘前の会話が以前より界隈で言われていた「クエスト先に進めるとイベストのネタバレ喰らう」に配慮されていたのには笑いました(笑)
ログイン時のプチ会話もそうなのですが…。
今回はのメタ要素が盛り沢山でしたね!
まとめ
以上、ストーリーイベント「真冬の真夏と聖なる学舎の異端児」を読んだ感想でした。
なかよし部が主役のイベントはプリコネの中でもかなり人気があると思うんですよ。
なので自然と読者の求めるハードルも上がってしまい、下手な物を作ると「私たちが求めているなかよし部はこうじゃないんだよ!」ってなってしまいます。
でもまさか、その流れを逆手に取って物語に組み込んでしまったのには驚きましたね。
しかも、いつも通り訳のわからない展開でその基軸を肉付けているので、何というか…変な安心感がありました。
まあ、端的に換言すれば「いつものなかよし部だった」と言ったところでしょうか?
何だかんだで期待通り盛り上げてくれる辺り、やっぱり最高でしたね!(笑)
では、本日はこの辺で。